読書感想文
『負けない!挑戦することは楽しいこと』(クルム伊達公子著)を読んで
洲本ジュニア ソフトテニスクラブ Masae Tagami
「早く勝ちたい。負けてばかりは、いや。」
私は、4歳の時にテニスを始め、小2からはソフトテニスをしています。去年から、兵庫県小学生ソフトテニス大会やいろんな大会にも出場するようになりました。県大会には、3回挑戦していますが、一度も勝ったことがありません。
がんばっているのに、なぜ勝てないのだろうと思っていました。そんなとき、「負けない!挑戦することは楽しいこと」(クルム伊達公子)という本に出会いました。
伊達公子さんを知ったのは、お父さんが、伊達さんの試合の録画を見せてくれたからです。その試合は、二十代の伊達さんが、世界チャンピオンだったドイツのグラフ選手と戦っている試合でした。最終セットまでもつれる熱戦で、両選手共に、足がけいれんしていましたが、すごい気迫で戦っていました。長い長い試合でしたが、最後は伊達さんが勝ち、すごい人だなあと尊敬しました。
この本を読んでみると、伊達さんは、6歳からテニスをはじめたそうですが、なかなか勝てなかったようです。初優勝したのは、なんと高校1年の時と知って、びっくりしました。試合に負けて、いつも悔しくて泣いていたと書かれていました。私も、負けた時は、すごく悔しいので、その気持ちは良くわかります。
伊達さんは、優勝できるようになるまで、
「いつか必ず勝てる時が来る。のりこえなければいけない。そう信じて、ずっと歯を食いしばってきた。」
と、書いています。がんばれば、がんばっただけの結果が必ず来ると信じて、私も努力しなければと思いました。
さて、この本の第2章には、「負けないための25のメッセージ」が書かれています。そのメッセージの中で、特に心にひびいたものをいくつか紹介します。
●努力がここぞというときの自信になる
自分はやるだけのことをやっていると思える自信があるからこそ、ここぞというときに力を出せる。
●くやしさを次への力に変える
本気でくやしいときほど、力が出せる。なにくそと思うからがんばれる。
●まわりの応援に感謝する
テニスをさせてくれる両親や、チームの仲間、コーチに感謝をすることが大事。
さて、嬉しいことが起きました。この本のおかげかもしれません。私は、夏休みに洲本ジュニアカップという大会で、初優勝することができました。小さな大会ですが、何度もデュースやファイナルゲームを戦い、負けそうになりました。でも、そんなとき、伊達さんからのメッセージを思い出し、自分を信じて戦った結果、勝つことができたのです。
この初優勝をきっかけにして、これから出場する大会でも、たくさん勝てるようにがんばりたいと思います。
★★★★★
【監督より】
★★★★★
夏休みの読書感想文(宿題)として、まさえが書いたものですが、チームのみんなにも読んでもらいたいと思ったので、ブログに掲載します。
伊達さんも書かれているように、テニスは自分ひとりでできるものではありません。テニスをさせてくれるご両親、いっしょに練習してくれるチームの仲間達、そして、テニスを教えてくれるコーチの皆さんへ感謝ができる子にならなければいけません。
いつもみんなに言っていますが、「素直であること」、そして、「負けず嫌いであること」が大事です。強くなるためには、「素直な、負けず嫌い」になってください。
コーチや両親のアドバイス、友達のアドバイスを、素直に聞けるようになりましょう。
それから、負けたら悔しいと思ってください。その悔しさを力に変えて、次は負けないように努力してください。
みんなで力を合わせて頑張ったら、洲本ジュニアも、素晴らしいクラブになっていけると思いますよ。頑張りましょう。
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