テニスの教え方、教えます
とても興味深いテニスの本を見つけて、早速購入しました。見ての通り、ソフトテニスの本ではありませんが、大変勉強になりました。
なかでも、技術編ではなく、『第6章 テニスの教え方、教えます』ってところに、共感しました。
少しだけ紹介すると・・・
★7歳から9歳の教え方、教えます!
9歳までは、試合の勝ち負けを重要視しない。大切なのは、エネルギーがあるスイングをすること。幹となる大きなスイングができるように育てる。また、テニス用のフットワークを作ることが重要。
何よりもこの年代はテニスを楽しみ気持ちが一番。練習の日が待ち遠しくてたまらないという心が芽生えてくれば次の成長が待っている。
★10歳から12歳の教え方、教えます!
小手先の技で目先の勝ち負けにこだわるようには教えない。この年代では試合に勝つのは、野球の1番、2番バッターのように、器用にボールをコントロールできる子供ですが、それを目指さず、4番バッターを目指す。どうすれば試合に勝てるかが重要なのではない。
9歳までにマスターした幹のスイングをさらにスケールアップさせることが重要。10歳から12歳になると、スイングスピードをアップさせることを考えさせる。どんなボールが来ても、4番打者のように振り切るスイングを要求するので、試合になるとアウトばかり。相手より動きもスイングも良いのに、試合では負けてしまう。(笑)
試合に勝ちたいが故に、「かわすテニス」をした場合は、きっちり叱る。そんなことをしていたら将来につながらないから。
★13歳から15歳の教え方、教えます!
試合も多くなってきますが、目先の勝利よりも、1年後、2年後に勝てるテニスを身に着けさせる。13歳から15歳は、まだまだ発展途上、ここがゴールではない。
「ボールは入らないけど、打つボールはすごい。」と言われる子供でいて欲しい。
ベースがしっかりしていれば、いつかテクニックと身体がジャストフィットするときが来る。成長の速度は人それぞれ。やるべきことを日々行うことが大切である。
というようなことが書かれていました。すごく共感しました。
うちのチームでも、ジュニア時代は、豪快なスイングでアウトばっかりしていた子が、やがて中学校では活躍し始め、高校では、ついに目標としていた近畿大会に出場するほど成長したという事例もあります。
スポーツの世界では、ジュニア時代に日本一になるほど活躍した選手が、大人になるにつれ活躍できなくなっていったという事例は、たくさんあります。
『子供達を、大きく育てるために、今、我々は何を教えてやればいいか?』
いろいろ考えさせてくれた名著だと思いました。
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