宿題の素振りフォアハンド編
自粛中なので、皆さんに素振りの宿題を出してみたところ、たくさんの回答動画が届きました。
今日は、フォアハンド編として、編集してみましたから、皆さんで確認をお願いします。個別には、アドバイスを送らせてもらうつもりですが、全体的に気づいたことを、書いておきます。
今回の素振りの宿題では、タオルを2本使って、しっかり股関節を動かして、腰を回すことをテーマにしています。インパクトした直後に、2本のタオルがしっかり開くようになっていれば、合格です。簡単そうですが、難しい宿題だと思ってテーマにしました。ほとんどの子は、うまく出来ないだろと予想していましたが、数名の子は上手にタオルを開くことができていました。
では、一生懸命に素振りをして、動画を送ってくれた皆さんの素振りをご覧ください。
上手に2本のタオルが開いている子は、
1.前足(右ききなら左足側)でしっかり踏ん張って、壁を作ることが出来ています。⇒軸がぶれずにラケットヘッドが走っています。
2.股関節がしっかり動いて、腰がひねられています。(おへその方向が90度回転しています。)
3.下半身の力を使った素振りができています。
逆に、タオルが上手く開かなかった子は、次のような原因が考えられます。
1.壁が作れていないので、軸が前方向に流れながら振っています。
2.最初から身体が開いています。あるいは、ゆっくり腰をひねっているので、タオルに遠心力が伝わっていません。
また、前進しながら素振りしている人は、移動しながら回転しているので、うまくタオルが開かない子もいました。そういう打ち方が悪いわけではないのですが、今回の宿題では、後ろ足を前に出さず、残したまま、腰をひねって素振りをする練習なので、素振りのやり方を変えてくれたら、簡単にタオルが開くような素振りになると思います。ぜひ、試してみてください。
下半身をもっと使ったフォームに改善することで、よりレベルアップしていきましょう。
まずは、両足を止めたままで、しっかり素振りをして、それがマスターできてから、動きながらの素振りに発展させてみるのも良いと思います。
最後に、壁を作るということについて、再度、説明しておきますから、次の動画を何度も見ておいてください。
★素振り全般で気になったこと
素振りというのは、実際にボールを打つイメージで振らないと練習になりません。ただやみくもに振るだけでは、筋力トレーニングにしかなりません。
テイクバックして構えたとき、しっかり身体をひねっているのは良いとしても、相手に背中を向けて、自分の目線は後ろを向いているという子が数名いました。乱打する時に、敵に背中を向けて、後ろを向いている人はいないでしょう。常に、相手をイメージして、ボールを見ることが基本です。
すごいスピードでただひたすらビュン、ビュンと素振りしている子もいましたが、そんなに速いタイミングでボールは返ってきませんよ。自分はどんなボールを打ったのか、シュートかロビングか、そして、相手はどんなボールを打ち返してきたのか、そういうことを一球一球イメージしながら素振りをすることが重要なのです。
いろんな高さのボールを打ち返しているつもりで、素振りをすると、より実戦的な練習になります。(皆さん、10回素振りしたら、全部同じフォームです。いろんな高さのボールを打てるように素振りも考えて振りましょう。)
それと、フィニッシュの時のラケットを持っていない手(右ききなら左手)の位置が悪い子もいました。少し改善が必要ですね。細かなことはいろいろあるので、個々にアドバイスするようにします。
しかし、こんな時こそ、フォームの見直しなど、基礎練習ができる時なのかもしれません。地味な努力が、後の大きな成長に繋がります。
私も、学生の時、寮生活をしていましたが、夜は、いつも寮の屋上で素振りをしていた記憶があります。皆さんも、頑張ってください。
緊急事態宣言が解除になる日が近づいています。みんなでテニスをできる日も近いかもしれませんね。
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