ギャラクシード300とジェットストーム500
ダンロップさんから、昨年発売されたギャラクシード300S/300Vと、新製品ジェットストーム500S/500Vを、試打用にお借りすることが出来ました。3月末の話です。(ギャラクシード100S/Vと、ジェットストーム200S/Vは、小学生向きじゃないので借りていません。)
4月にいっぱい打たせてもらおうと思っていたら、すぐに新型コロナで練習ができなくなり、やむを得ず、せっかくお借りしたラケットを返却しました。私やまさえコーチは、いくらか打ちましたし、子供達も数名は、試打することもできました。今回の試打用ラケットは、小学生向けに、重さは軽いUXL、グリップも細めを要望していたので、もっと子供達に打たせてやりたかったと思います。
ゆうと君は、すでにギャラクシード300を購入して使っていましたし、いちのすけ君は、今回の試打で気に入って、ジェットストーム500Sを、お父さんにおねだりし、買ってもらいました。(^o^) ジュニア用の短いラケットを使っていたので、そろそろ買い替えはちょうど良かったと思います。
時間をかけて、このラケット達を比較してみたかったのですが、返却してしまったので、簡単に記録を残しておきます。
↑上から、ジェットストーム500V、500S、ギャラクシード300V、300S
全長は、ジェトストーム500Sとギャラクシード300Sが、700mm。
ジェットストーム500Vとギャラクシード300Vが、690mm。
重さの軽いUXL(223g)を選ぶと、グリップサイズは、
ギャラクシード300Sと300Vは、0と1から選べます。
ジェットストーム500Sも、0と1から選べます。
ジェットストーム500Vは、1と2。0が選べないので、手の小さい子にはおすすめできません。
グリップサイズについては、小柄な小学生なら、0が良いと思います。ちなみにまさえコーチも、手が小さいので、0を選んでいます。普通は、オーバーグリップテープを巻くので、0のグリップも、1くらいの太さになりますから。
↑左から、ギャラクシード300S、300V、ジェットストーム500S、500V
ギャラクシード300は、私の好きな柔らかい打球感です。しなり、くいつき感があり、振り抜きやすいラケットでした。まさえコーチは、ヨネックスのネクシーガ70V(トップヘビーにカスタムしたもの)を使っているためか、ギャラクシード300Vの打球感が気に入ったそうです。
ジェットストーム500は、弾きの良いラケットでした。ギャラクシードよりフレームの剛性が高いので、弾きや反発性に優れています。私は硬めのラケットだと、正直、「痛っ!」という感触で、手首も痛くなって、好みじゃないのですが、ジェットストーム500S/Vは、そこまでの硬さはなく、小学生でも中級者以上なら、充分使いこなせる弾き系ラケットだと思いました。小3のいち君が気に入ったくらいですから、ガットを弱めに張れば、大丈夫だと思いますね。ただ、500Vには、グリップサイズ”0”がないので、そこだけ注意してくださいね。
このブログでは、何度も書いていますが、4スタンス理論で言うと、指先をメインで使う人(A1、A2タイプ)と、手のひらをメインで使う人(B1、B2タイプ)に分類されます。
ボールを指先側で当てに行くタイプと、手のひら側で当てに行くタイプがいるということです。
手のひらの延長がラケットだと、私は考えているのですが、指先で当てに行くA1、A2タイプの人は、ラケットのヘッド寄りで打つ傾向がありますし、手のひらで当てに行くB1、B2タイプの人は、ラケットのグリップ寄りで打つ傾向があります。おそらく、ガットの横糸1本~2本の違いです。
ヘッドヘビー(先重)のラケットは、スィートスポットがヘッド寄りにありますし、ヘッドライト(先軽)のラケットは、スィートスポットがグリップ寄りにあります。
ストローク向けと言われるギャラクシード300Sやジェットストーム500Sは、バランスがヘッドヘビーなので、スィートスポットがヘッド寄りにあります。
ネットプレイヤー向けと言われるギャラクシード300Vやジェットストーム500Vは、バランスがヘッドライトなので、スィートスポットがグリップ寄りにあります。
手のひら感覚=ラケットの特性であることが、ベストだと思いますから、私は、次のように考えています。
★A1、A2タイプのストロークプレイヤーは?
ギャラクシード300Sやジェットストーム500Sを、お薦めします。
★A1、A2タイプのネットプレイヤーは?
ギャラクシード300Vやジェットストーム500Vで、ガットをヨネックスのS張りし、スィートスポットをヘッド寄りにしたもの。(鉛テープを貼り付けて、バランスを少しヘッドヘビーにするのも良いと思う。)
ギャラクシード300Sやジェットストーム500Sでも、このタイプの人は、ネットプレイヤーができます。(ただし、重さは軽めにする。)
★B1、B2タイプのストロークプレイヤーは?
ギャラクシード300Sやジェットストーム500Sで、ガットをヨネックスのV張りにし、スィートスポットをグリップ寄りにしたもの。
ギャラクシード300Vやジェットストーム500Vは、バランスが合っているので、そのままでOKかも。力があるなら、USL(238g) も選択できます。
★B1、B2タイプのネットプレイヤーは?
ギャラクシード300Vやジェットストーム500Vを、お薦めします。
注)A1,A2,B1,B2タイプというのは、4スタンス理論で分類したタイプのことです。わからない方は、4スタンス理論を勉強してください。
これらは、メーカーやテニス専門店の意見ではなく、私の経験に基づく個人の見解ですから、信じるかどうかは、お任せします。(^o^)
ダンロップさんだけじゃなく、ヨネックスさんも、ミズノさんも、後衛さんは、Sモデル、前衛さんは、Vモデルを選ぶようにと言っています。ヨネックスさんでは、後衛さんにはガットの張り方で、S張りを推奨。前衛さんには、V張りを推奨しています。
ところが、実際どうですか?後衛でもV張りの方が合う、前衛でもS張りの方が合うというケースが、多々あるようですね。ラケットのSモデルとVモデルも同様。後衛でVモデルを好んで使っている人もいますね。
それらの疑問、4スタンス理論で考えると、妙に納得できたりするもんです。(^o^)
最後に、私も体力の衰えに合わせ、上級者向けより、中級者向けラケットが使いやすいと考え、ギャラクシード300S 重さUSL(238g) グリップ1を購入しました。せっかく買ったのに、テニスコートで打つことなく、2ヶ月我慢していましたが、ようやくコートで初打ちできました。
私好みの柔らかい打球感、ばっちりだったとご報告しておきます。
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