4スタンス理論の研究(踏み台)
4スタンス理論の講習会を主催し、いろいろ勉強したので、クラブの皆さんに協力をいただき、動画を撮影してみました。
今日のテーマは、踏み台を登るときの動作についてです。前重心のAタイプと、後ろ重心のBタイプには、どんな特徴があるのでしょうか。
最初の2人は、A1タイプです。
しっかり前足に重心を乗せてから、踏み台に登っているようですね。Aタイプの特徴がよくわかります。
後半のBタイプは、どうでしょうか。当初のイメージとしては、もっと後ろ足に軸を作って、後ろ足を蹴り上げて台の登るのかと予想していましたが、動画ではその感じはいまいちわかりにくいですね。
もしかすると、もっと後ろ足を軸にして歩くように意識してもらうと、Bタイプらしさが出るのかもわかりません。自分の持って生まれた個性を活かしきれてないと考えると、まだまだ伸びしろがあるのかもわかりませんね。
Bタイプの体の使い方について、私ももっと研究していきたいと思います。
動画では、いまいちわかりにくかったので、静止画に補助線を引いて、考察しておきたいと思います。こうすれば、もっとイメージしやすいのではないでしょうか。
★Aタイプの場合(前重心 A1,A2)
前重心(つま先重心)のAタイプの場合、膝の上にみぞおちを乗せていくように前軸を作り歩きます。みぞおちと膝がいっしょに前に出ます。
踏み台に登るときも、膝の上にみぞおちを乗せていくように、体重を前足に乗せてから登ります。
また、Aタイプは、みぞおち、膝、足裏の3ポイントで軸を作ります。
さらに、A1タイプは、お腹側のみぞおち、膝を意識しましょう。A2タイプは、背中側のみぞおち、膝を意識しましょう。
★Bタイプの場合(後ろ重心 B1,B2)
後ろ重心(かかと重心)のBタイプの場合、首の付け根と腰が同時に前に出ます。腰と首の付け根を後ろ足でけり出すように前足を前方に押し出していきます。
踏み台に登るときも、後ろ足に軸を作ったまま、後ろ足で蹴りながら台に登ります。
Bタイプは、首の付け根、腰(股関節)、足裏の3ポイントで、軸を作ります。
さらには、B1タイプは、背中側の首の付け根、腰(股関節)を意識しましょう。B2タイプは、お腹側の首の付け根、腰(股関節)を意識しましょう。
いかがでしょうか。静止画にすると、イメージがつかみやすいですよね。
ただし、今回の子供たちについては、まだ体の使い方が上手ではないように思います。せっかく4スタンス理論を勉強したので、正しい歩き方といった基本的な体の使い方から勉強し、より運動能力を向上させていきたいと思います。
余談ですが、大人も子供も、非常に姿勢が悪いのが気になりますね。背骨の上に、きちんと頭が乗っていません。多くの方は、頭が前に落ちているというか、ズレてしまっています。
良い姿勢ということも重要なことですので、皆さん、意識するようにしましょうね。
最近のコメント