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2014年1月

2014年1月31日 (金)

ストレッチはやめよう

 以前から、私が指導しているソフトテニスクラブでは、練習前後にストレッチをやらせていません。ストレッチにも、静的ストレッチ(スタティック・ストレッチ)と動的ストレッチがあるのですが、特に、静的ストレッチは、まったくやりません。動的ストレッチに関しても、筋肉などを伸ばす意識を持たせながらの動的ストレッチは、やらせていません。

 こういうことを時々ブログなどに書いていると、お客様から、よく質問をされたりします。今まで、いろんな治療院や病院などで、ストレッチをするように指導されてきた方が多いからです。

 難しい説明は、ここではしませんが、『ストレッチで筋肉を伸ばしすぎると、弾力性、収縮性を失ってしまう。』『弾力性のある柔軟な筋肉ではなく、弱々しい筋肉になってしまう。』『関節を守らなければならない筋肉が、ストレッチで伸ばされた状態で運動をすると、関節を守れなくなり、じん帯などに負担がかかってしまう。』、特に静的ストレッチには、デメリットの方が多いと思っているからです。

 体育大学などの専門機関で、ストレッチに関する研究はいろいろ行われていますが、短距離走の前に静的ストレッチをさせると遅くなるとか、静的ストレッチをさせるとジャンプ力が低下するなど、学術的にも「静的ストレッチの弊害」は、証明されているそうですよ。

 先日受講したソフトテニスの指導者講習会でも、講師に質問をしたところ、

「運動前の静的ストレッチはやらせず、動的ストレッチをやらせるようにしています。」

という回答をいただきました。しかしながら、動的ストレッチにおいても、『筋肉をしっかり伸ばして・・・!』と、指導されるのが普通だと思うので、その点において、私は違う意見をもっています。

 ウォーミングアップや、柔軟体操の時に、意識しなければいけないのは、『伸ばされている部位』ではなく、『縮めている部位(力を入れている部位)』なのです。あらゆる関節は、筋肉が縮むことによって動かされています。運動の準備をするということは、筋肉や筋膜や腱やじん帯を連動させ、スムーズに動かせるようにしておくことなのです。

 これから、こんな動きをしますよと、ゆっくりその動きを繰り返す、その時に、伸ばす意識ではなく、筋肉を縮める意識(筋肉を膨らませる意識)、筋膜を膨らませる意識で、行うことが重要になります。そうすると、筋肉が熱を持ち、ウォームアップになるのです。

 一つの例をあげますが、開脚の柔軟性を高めるための方法として、ほとんどの方は、開脚のストレッチをイメージするのではないでしょうか。太ももの内側の筋肉を、じわーっと伸ばすような意識でストレッチをしませんか?実は、それが問題なんです。

 開脚するときに使う筋肉って何でしょうか。太ももの外側の筋肉が収縮することによって、開脚ができるのです。太ももの外側の筋肉が収縮しますから、その筋肉に拮抗している太ももの内側の筋肉は、脳からの命令で、自然にゆるもうとするわけです。内側の筋肉が自発的に伸びるわけではなく、ゆるむということが重要なんです。ですから、より開脚して、可動域を増やしたいと思ったら、太ももの外側の筋肉を意識して、動かすトレーニングをすることが必要なんです。そうすることで、内側の筋肉は、勝手にゆるむわけで、内側の筋肉を必要以上に伸ばそうとするストレッチは、筋肉に対して過剰な刺激なんです。切れそうになるくらい伸ばされると、防衛反応で、筋肉は硬くなりますから、逆効果にもなりますね。

 ここで、イチロー選手のトレーニングを動画で見ていただきたいと思います。ユーチューブで見つけました。イチロー選手が、使用している専用マシーンでのトレーニングは、初動負荷トレーニングというそうです。ここで、注目してほしいのは、彼がやっている運動は、すべて『筋肉を縮める意識』で動かしているということです。途中で、開脚のトレーニングが出てきますが、私が説明したとおり、太ももの外側の筋肉を使う(縮める)トレーニングとなっていますね。それを繰り返すことによって、柔軟な股関節を作っているのです。


http://youtu.be/H8KdXTBLjAg
(1:06~)


http://youtu.be/vOiNMLE6y14
(0:43~開脚トレーニング)

 肩甲骨を動かすトレーニングも、軽い負荷をかけて、肩甲骨の内側の筋肉を縮めるような動きを繰り返していますね。そうすることによって、柔軟な肩甲骨の動きを作っているんです。

 私が施術院やソフトテニスの時に、教えているウォームアップの体操は、イチロー選手の初動負荷トレーニングとは違いますが、考え方において、良く似ているところもあります。イチロー選手は、これらのマシーンでウォームアップした後は、球場に出て、1球目から全力で遠投することができるそうです。つまり、正しいウォームアップとは、そういうことなんですよ。

 実は、最近、高校のバスケットボール部の男子が、膝痛で来院されているんですが、ストレッチをやめてもらって、新しい体操を指導したところ、ずいぶん改善して、明日の県大会に出場できるまでになりました。野球部のピッチャーやソフトボールの選手などでも、同様のことはよくあります。

 ストレットが身体に良いという常識は、もう過去のものとなっていますよ。少なくとも、私の施術院では、それが常識です。

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2014年1月 4日 (土)

謹賀新年2014

Nenga

 皆さん、明けましておめでとうございます。

 このお正月は、どのように過ごされましたか?昨年と、一昨年は、2年連続で、家族で伊勢詣りに行ってきたんですが、今年の正月は、行けませんでした。さすがに徹夜で運転をしての伊勢詣りは、かなり疲れます。体力回復にお正月がだら~と過ぎてしまいますので、今年は、やめました。(笑)

 初詣でには、家族そろって行ってきましたが、今年の初詣では、1月3日となってしまい、それだけが残念でした。来年は、きちっと元旦に行きたいですね。

 さて、上の写真は、昨年12月に、私が監督を務めている洲本ジュニアソフトテニスクラブで、兵庫県三木市に遠征した時のものです。GOSEN杯チャレンジカップというクラブ対抗で戦う大会だったのですが、3回目の挑戦で、初めて団体3位に入賞することができました。クラブを作ってもうすぐ丸三年になろうとしていますが、少しずつ、いろんな大会でも勝てるようになってきました。勝てるといっても、勘違いしないでくださいね。予選を抜けたりする程度です。県大会で優勝したりは、できません。夢のまた夢です。(笑)

 今年も、仕事とソフトテニスの指導の両立で、目が回りそうですが、どちらも一生懸命頑張って行こうと、気合いを入れていますので、皆様も、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

整体の技術は、地域で一番!洲本ジュニアも、一番を目指します!

頑張るぞー!おぉーーー!!

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