ゴールデンエイジ
↑スキャモンの発育曲線
上の図は、アメリカの学者、スキャモン先生が発表した”スキャモンの発育曲線”という理論です。
この理論は、いろんなスポーツ指導で使われていて、洲本市体育協会の指導者講習会でも、何度も説明を受けました。
この理論は、20歳で身体が完成することを想定して作られています。ここで特に注目されるべきことは、神経系(青色)の発育についてです。
神経系は、出生直後から急激に発育し、5歳頃までには80%の成長を遂げ、12歳でほぼ100%に達していることがわかります。素早い身のこなしや反射神経といった能力が、10歳頃までに完成するということを意味しているのです。このことから、9歳から12歳ごろを「ゴールデン・エイジ」と呼び、スポーツ選手としての基礎を築くためにとても重要な時期だといわれています。
一方、一般型(身長・体重や肝臓、腎臓など胸腹部臓器の発育)は、12歳では50%くらいしか発育していません。つまり、小学生の時には、骨や筋肉も未発達で、まだまだ体はできていないということになります。ですから、この時期には、筋トレをやらせる必要はないのです。
成長期にあるゴールデンエイジのスポーツ選手は、敏しょう性のトレーニングを実施するには最適な時期であり、トレーニングによる刺激を加えれば加えるほど、その伸びも大きくなるそうです。洲本ジュニアでも時々やらせていますが、「ラダートレーニング」などは、もっともよいトレーニングといえそうです。
また、コーディネーション能力を高めるようなトレーニングを、もっともっと取り入れていけば、子供達が将来、何かしらのスポーツを行うときの上達率にすごく影響があると思います。
テニスを上達する技術だけじゃなく、いろいろなことを練習の中に取り入れていきたいですね。
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