不器用な子供たち
今の子供たちは、昭和の時代の子供たちと比べると、非常に不器用だといわれています。「転ぶときに手をつけない」「まっすぐに走ることができない」など、子どものからだにさまざまな異変が生じているみたいです。
その原因として、子供の時の遊び方が、ずいぶん違うということ、外で遊んでいる子供をあまり見かけなくなりました。洲本のような田舎ですら、外遊びをしている子供は少ないように感じています。
私の子供の時なら、学校から帰ってきたら、まっさきに近所の広場に集まり、「鬼ごっこ」、「山登り」、「木登り」、「草野球」、「ドッチボール」、「秘密基地づくり」など、暗くなるまで遊んだものです。その遊びの中で、いろんな身体の使い方を自然に身につけて、その後、スポーツをやるうえで、大変役に立ったように感じています。
私の場合は、中学校でソフトテニスを始める前に、小学校時代に、少林寺拳法を習ったり、少年野球チームを自分たちで結成して、活動したりもしたのですが、それらのすべてが、ソフトテニスをする上で、すごく役に立ちました。
神経の働きが最も伸びるジュニア時代に特定のスポーツだけでなく、いろいろな動きを身につけておくことは、大変重要なのです。この時期にいろいろな動きを経験させておかないと、身体が成長しても運動能力が思うように伸びず、いわゆる「運動神経が鈍い」状態になってしまうのです。
という考えのもと、寒い冬期ということもありますが、最近の洲本ジュニアの練習では、準備運動も兼ねたさまざまなコーディネーション能力(運動神経)を伸ばすトレーニングに時間をかけています。
今日は、OGが2名(みう、まさえ)、練習に来てくれたので、スポーツインテリジェンス講習会で教えてもらったトレーニングのお手本を見せてもらいながら、全員で楽しく練習することができました。
テニスをする上で、「リズム、バランス、タイミング」といったものが、非常に大切であると講習会では教わりました。今日、おこなった体操は、ワイドスタンス・股関節の柔軟性、体幹の安定性、リズム感、フットワークなどを鍛えるトレーニングでした。
ジュニアメンバーたちは、今日の動きがスムーズにできません。5、6年生でさえ、ほとんどの子がぎこちない動きだったり、ぐらぐらしたりしていました。もっともっと練習させないといけません。
さすが、お手本の中学生は、「ザ・お手本」という動きを見せてくれましたね。だから、2人ともテニスでもチャンピオンになれたんだと感心しました。彼女達も、小学生の時に今のように動けたかというと、きっとそうではありません。いろんなトレーニングを続けているうちに、今日のようにリズムよく動けるようになったのでしょう。このような体操は、テニスの上達にも通ずるのだと確信が持てました。小学生の皆さん、先輩達のようにできるよう練習してくださいね。
うちのクラブに入会している子は、いわゆる運動神経の優れた子ばかりではありません。むしろ、普通か、ちょっと運動は苦手という子が半分くらいいると思っています。なおさら、このような練習が、この子達には必要なんだろうと思います。この練習が、中学校になってからの、スポーツの上達には、きっと活かされてくることでしょう。
しっかりウォーミングアップをした後は、全員で、コーチ、OGを相手にたっぷり乱打をしてもらいました。まだ、ラリーにならない子がたくさんいるわけですが、そこは、コーチと先輩達、どこに帰ってくるかわからないボールを必死で追いかけ、子供たちの打ちやすいボールを返球してくれていました。
たっぷり乱打した後は、ゲーム練習、審判練習を行いました。
3/21の初級者大会には、1年生、2年生の子も出場する子がいるので、とにかくひたすら試合、試合、試合、経験あるのみで頑張ってもらいました。
審判ミスもたまには出ていますが、声も以前よりは出るようになってきました。来週もたくさん試合をしますから、しっかり頑張っていただきたいと願っています。
「練習」カテゴリの記事
- ヨネックス講習会に参加(2024.12.01)
- 体験入部3名を迎えて(2024.11.17)
- カラフルなチームTシャツ(2024.11.10)
- 体験入部を迎えての練習でした(2024.10.27)
- 涼しくなってきました(2024.10.13)
今日のウォーミングアップで、ランジをはりきってやりすぎたから、早速、すごい内股の筋肉痛がまさえを襲っているそうです。(笑)
きれいなお手本みせてくれたのにね。日頃から、もっとやっていれば、こんなことにはならないでしょう。
みうは、大丈夫だったんだろうか。
2人とも、今日は、練習に来てくれてありがとう。
投稿: 監督 | 2016年3月13日 (日) 23時46分