有名選手タイプ診断第2弾(4スタンス)
2020年5月5日の記事で、有名選手の4スタンス・タイプ診断の第1弾(林田和樹さん、水澤奈央さん)を書いたところ、結構反響があったようです。
今日は、ソフトテニスマガジン2020年4月号より、尾上胡桃選手の4スタンス・タイプ診断をしてみたいと思います。(尾上様、お許しください。)
この記事は、都合で参加することができなかった今年のスポーツインテリジェンス講習会の講師だった尾上選手のアドバイスです。
私の目にとまったキーワードは、「手のひらは”ぱー”」「手のひらはずっと”ぱー”」という言葉です。尾上選手がストロークのコツとして語ってくれたようですね。
その真意は?「人間は、元をたどれば四つ足動物。その名残で手足は連動している。手のひらを広げているのはグッと力がこもっている状態なので、こうしておくと自然にラケットを持つ手にも力が入り、力強い球を飛ばせる、という意味がこもっている。」と解説があります。でも、そうなのかな?半分くらいの方には、当てはまると思いますが・・・。
ボールを打つ時、左手をパーにした方が良いのでしょうか?一流選手は、みんなパーにしてますか?残念ですけど、違いますね。この記事の下に写っている中本圭哉選手は、パーにはしていません。
どういうことかを4スタンス理論で説明させてもらうと、パラレルタイプと呼ばれるA2タイプとB1タイプの人は、背筋主導でカラダを動かす人なので、力が入る時には、自然と手のひらがパーになるのです。逆にクロスタイプと呼ばれるA1タイプとB2タイプの人は、腹筋主導でカラダを動かす人なので、力が入る時には、指を曲げます。
走る時に、手のひらをパーにした方が走りやすい人と、グーにした方が走りやすい人がいるのですが、これも同じ理由です。
手のひらを”ぱー”というキーワードから、尾上選手は、A2タイプかB1タイプのどちらかと推定されるわけです。尾上選手のフォームを動画でも拝見させてもらいましたが、やや脇を締めて(肘を畳んで)コンパクトなスイングをしているところや、体幹をひねらないところ、打点の位置や軸の作り方などから、A2タイプであると診断させてもらいました。
★尾上胡桃選手のストローク動画(あゆタロウさんのチャンネルより)
https://youtu.be/2EiMFrbde_Q
第1弾(5/5の記事)で診断した水澤奈央選手も、A2タイプでしたね。同様にパーになってますし、フォームもなんとなくよく似てますね。
皆さんが良く知っている硬式テニスの錦織圭選手も、A2タイプと言われています。左手をパーにして、打っていますね。
B1タイプの人も、背筋主導なので、手の平はパーになりやすいようですが、パーの作り方がちょっと違うんです。その解説は、また機会があればやりましょう。
そうそう、この記事の監修は、スポーツインテリジェンス代表の川上氏がされているはずです。川上先生は、B1タイプなので、講習時の指導や解説が、どうしてもB1タイプよりの説明になってしまいます。先生本人は気づいておられないと思いますが・・・。A1タイプの私には合わない説明もたまにありますが、タイプが違うということがわかったので、納得できるようになりました。
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